『千と千尋の神隠し』カオナシのモデルは誰? “髪留め”の理由など深すぎる裏メッセージ…

その他, アニメかつを武士, 千と千尋の神隠し

 8月17日の『金曜ロードSHOW!』で放送された映画『千と千尋の神隠し』が、視聴率17.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した。9回目の放送にも関わらず、相変わらずの大好評だ。そこで今回は、「千と千尋の神隠し」にまつわる隠された設定を紹介していこう。

●「千と千尋の神隠し」に登場するキャラクターたちについて

 千尋を支える美少年・ハクは、なんと12歳くらいの少年をイメージして描かれたという。とはいえ、「コハク川」の主である神という設定なので、正式な年齢というわけではなく、あくまで“見た目は12歳”という意味だ。

 次にカオナシ。異様な存在感を放つ彼だが、監督の宮崎駿曰く、「カオナシなんて周りにいっぱいいますよ。(中略)ああいう誰かとくっつきたいけど自分がないっていう人、どこにでもいると思いますけどね」とのこと。中身がなく、他人の声を借りて喋り、自分に興味を示さない千尋を見て激昂する… といったキャラは、まさに設定の通りだ。

(絵・かつを武士)

●“トンネルの向こうの世界”での不思議な冒険を終えてから、車に乗る千尋の髪留めが最後に少し光るシーンについて

 千尋は元の世界に戻ってからは、トンネルの向こうでの体験を何も覚えていない様子。しかしそんな中で、唯一、向こうの世界の証拠として残っているのが、銭婆からもらった髪留めだ。

 宮崎駿監督は「あの世界は全部夢だったというふうにしたくなかった」と語っており、そのためにこの髪留めを描いたとのこと。

作中では、実際に銭婆が「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」と千尋に語り掛けるシーンもある。何気ない髪留めだが、非常に重要な役割をしていることがわかる。

考察するポイントが多く、ファンがいくらでも語れるところも、『千と千尋の神隠し』が名作と言える所以なのだろう。