指原莉乃“猫好き芸能人”の胡散臭さ! 「猫殺処分」を勧める“人間のクズ”

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 “猫好き”を公言する割に、全く行動が伴っていない芸能人が多い。その最たるものが、ペットショップで猫を購入する芸能人だ。

(絵・かつを武士)

 ペットショップで猫や犬などを購入することが“悪”とされる風潮はここ数年でどんどん広がっており、“本物の動物愛好家”たちはこれに賛同。動物愛護活動を積極的に行っている女優の杉本彩は、『それでも命を買いますか? ~ペットビジネスの闇を支えるのは誰だ~』という本を執筆し、ペットショップに疑問を投げかけている。

 また、元『2ちゃんねる』管理人の“ひろゆき”こと西村博之氏は、自身のYouTubeチャンネルで行っているライブ配信内にて、売れ残って成長したペットを保健所で殺処分しているペットショップの実態に苦言を呈し、「売れなかったときに保健所で殺す、ということをやっている業界にお金を払っているので、ペットショップでペット買う奴って基本的にみんな人間のクズだなって思ってる」「売れなかったら『はい殺処分』みたいな社会をみなさん望んでやってらっしゃる」と、ペットショップで購入する人たちを強烈に皮肉った。

 言われてみると、『爆笑問題』の田中裕二、“しょこたん”こと中川翔子など、大の猫好きを公言している芸能人たちは、みなペットショップで購入した血統書付きの猫でなく、保護猫を飼っている。

 ダレノガレ明美ですら、以前はペットショップで購入した猫をテレビで自慢していたが、後に実態を知って反省したのか、ツイッターで「ペットショップで買うのも悪いことではないけど、保護された猫ちゃんを引き取ることをオススメします」と呼びかけた。

 愛猫の姿をひたすら公開するツイッターアカウントを開設している芸人のサンシャイン池崎も、10月8日のラジオ番組で保護猫を飼っていることについて「ペットショップで買う感覚があまりなくて。お金で買うっていうのにも抵抗がある」と明かしている。

 そんな一方で、ペットショップで購入する“エセ猫好き”は減らない。指原莉乃は2015年にペットショップで高価な猫を購入。また、番組で共演したミュージシャンのITARUが、「ペットは保健所でもらうべき」「ペットショップで騒ぐ女にはロクな奴がいない」とディスったところ、指原は「偏見がひどい」「最低です。私もめちゃめちゃペットショップに行く」と開き直っていた。

 ユーチューバーのHIKAKINも、ペットショップで購入したと思われる「スコティッシュフォールド」を動画で披露。大きな非難を浴びていた。

 一部ペットショップ擁護派からは、「売れ残ったらどちらにしろ殺処分するから、購入するのは悪いことではない。一つの命を救っている」という論も飛び出す。しかしそれは屁理屈甚だしい。まず、購入する者がいるから、機械的にペットが大量生産され、大量処分されていることを考えるべき。ペットショップというビジネスを成立させている、需要(購入者)を断ち切ることがなにより重要だ。

 また、「1人暮らしの男性などは、保護猫を譲渡してもらえない可能性が高いから仕方ない」「里親になるには、条件をいくつもクリアしなければならないから難しい」といった擁護もあるが、これは問題外。「里親の条件がきついから、ペットショップで購入する」という軽い考えでペットを購入するならば、その者にペットを飼う資格はない。むしろ、お金さえ払ってもらえば、誰彼かまわずホイホイと“命”を渡しているペットショップのスタンスを批判するべきだ。

 世界各国では、スイスなどペットショップというシステム自体がない国があり、イギリスの一部地域では、「6ヵ月未満の子犬・子猫の店頭販売を禁じる」という方針が2018年に発表された。日本は動物愛護に関してはかなり遅れていると言える。

日本のペット市場は年間「1兆4,000億円」規模(2016年時点)。この規模だと、様々な利権が絡んでいて、いきなりペットショップを廃止することなど不可能だが、まずは“動物好き”と自称する芸能人が発信すれば何かが変わっていくかもしれない。

年間10万匹もの犬や猫が殺処分されていることに加担しているペットショップ。その闇は深い。